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ブログはドラクエ、テキストサイトはウィザードリーだった | 九十九式

ブログというのは最初から「カテゴリー」という機能が所与のものとして全てのユーザーに与えられているので、これは実に親切なシステムだと言うことが分かります。テキストサイトの自由はあまりにあまねきため、右も左もないフィールドに放り出されても、一人でアリの行列を眺めたり、間接がどこまで無理できるか試したり、尿意の限界に挑戦してみたり、そういう何もないところに自分で遊びをひねり出すような才能がないと運営は難しかった。(そこに何人か集まって界隈が生じ、ワイワイと世間話をする、という楽しみ方もあるわけですが、そうした楽しみ方はSNSTwitterの方が数段洗練されているので、今更テキストサイトでそうした楽しみ方は生まれない)
 
ブログならば、最初から投稿欄があって、カテゴリー指定欄があって、何をすればいいのか見た瞬間に分かる。「おきなさい みやもとや きょうはおまえが はじめて城にいくひでしょう」に始まって「まおう ナミをたおすのじゃ」と目的を与えられ…というほど手取り足取りではないにせよ、最初に「カテゴリー」というのを見れば「ははぁ、ここでネタをカテゴライズしていくのだな。じゃあ日記、マンガ、と…」とツールとしてのカテゴリーを装備していくことができるというわけです。

 
‘01年度版 テキストサイトの歩き方 (第一回) 前編 | 九十九式
‘01年度版 テキストサイトの歩き方 (第一回) 後編 | 九十九式
 
日記系の歴史
 
テキスト墓場