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批評サイトはどれも短命に終わったわけだが、そのことについての考察があるかなあと探してみたが収穫は少なかった。でも面白いことを書いているものもあった。
2003-11-30 - 豺狼の路

評価の対象を面白いと思った人間は面白いと思った部分を語りたがり、つまらないと思った人間はつまらなかった部分だけを語りたがる。

何より問題なのは、その言葉を受けた被批評者の対応だ。

面白い、つまり好意的な評価ばかりが在れば溺れ、否定的な評価ばかりならば行動を起こす事、つまり作品の製作をやめてしまうだろう。

ならば、双方の意見が同程度あれば良いのではないか、そう考える人間もいるだろう。だが、その場合も被批評者は好意的な評価に溺れやすくなる。

どう言う事かと言えば、否定的な意見を送った人間に対し、

「こいつは俺の作品の事がわかっていない」

と言うような思考パターンに陥る場合が多いからだ。

これってテキストサイトに限らず当てはまるんじゃないかな。去年、自分はニコ動周りを調べていましたが、同じような光景が少なからずあったような。
 
2002年4月後半

明確なガイドラインは存在せず、デファクトスタンダードになり得るような批評サイトも存在しないとなれば、志す者は暗中模索で数多くの失敗と経験を積み重ねなければなりません。
そして批評サイトの多くが、その方法論を確立する前に総じて短命に終わるのは、他サイトに言及することの難しさを言外に物語っているのではないかと思います。

 
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