テキストサイト関連文章3 〜ニュースサイトの作り方&荒廃の歌・特別編〜

我輩のお遊び



これは『荒廃の歌』の文章。『荒廃の歌』はシステム的にはVNIに近いテキストサイトだった。つまりニュースサイト的な側面のあるテキストサイト



ピックアップ

■『荒廃の歌』は『侍魂』から影響を受けた。

■『荒廃の歌』が一回の文章にかける時間は大体30分〜4時間程度(日次更新型)。

■アクセス数は、1500〜2000程度

■なぜ侍魂劣化コピーサイトが多いのか⇒一番の理由は『サイト構成が単純だから』。黒背景にセンタリングにフォントいじり。
初心者でも簡単に作れることから、「こんなものなら俺にも出来る」と勘違いしやすいため。

■ニュースサイトの系統は、大体3種類に分けられ、その系統によってそれぞれ必要とされる能力が違う。

系統名 必要とされる能力 代表的サイト
コメント系ニュースサイト 文才:高 情報収集能力:低 ちゆ12才 The Battle Watcher ANNEX
一行(数行)レス系ニュースサイト 文才:中 情報収集能力:中 exxxP! UP↑DOWN↓
羅列型ニュースサイト 文才:小 情報収集能力:高 Sawadaspecial.com 俺ニュース
■現状のテキスト界に嘆いている者の思う問題点は、圧倒的にカスサイトが多すぎるという点

■「カスに埋もれた良質サイト」を探すためサイトレビューを始めたが、
レビュー応募のあった100以上のサイトに「カスに埋もれた良質サイト」があったかというと、「なかった」。いくつかの好評価をしたサイトは、既に名が売れているものであったというオチであった。

■「フォント弄り」のほとんどがカスであり、悉く最低の評価しか得られないのは、「インターネットを自己満足の場としてしか捉えていない」せいであり、当然の如く「自己中心的、自己満足的なテキストしか書けない」という理由である。そんなのものは単なるマスターべーション以外の何者でもなく、薄っぺらい魂しかこもらない駄作でしかない。

■「斬鉄剣は宗教に近い」という意見を良く聞くが確かにそう言った面を感じる。

■「サイトはマスターベーションとしてやっても個人の自由じゃないか」という意見が出されていたが、Webは間違いなく「公の場」なので、ここでオナニーする人間は 『単なる変態』。

■『堕落誌』で言及している「アクセスアップWebringの住人同士で日記才人の投票を回し打ちさせる」なんて「言語道断」。

■Readmeや日記才人は読み物としての順位を競う場所である。自己顕示欲を満足させるため「だけ」の場所でも、アクセスアップのため「だけ」の道具でも、アクセスゲームをするための遊び場でもない。

サイトレビュー

「覚悟のチカラ」がいる。「たかが趣味の世界」であろうと、先端を走るものに甘えは許されないというのが、現実である。弱小サイトのときは「辛くなればやめればいいじゃん」と軽く考えるが、実際にはそうはいかない。人間は背負っているもの全てを簡単に放り捨てる事はできないのである。それが頑張って作り上げたものならばなおさらである
さらに、「頑張ってください」とか「期待しています」と言われてしまうと、本音は嫌でも断りづらくなってしまう(心理学でいう「返報性の原理」)。閉鎖サイトは一見、あっさりとやめたように見えるが、管理人はインターネットをしていない時にも当然試行錯誤をしているわけで、その中で当然ながらモノ凄く悩むのである

特別編

サイトレビューには莫大な時間がかかるし、表現にもかなり気を使いました。これだけやっても、《荒廃の歌》にとってはマイナスにしかなりません(時間がかかるため、通常の更新が出来ない)。それどころか、名指しで「お前」呼ばわりされてこんな事まで言われる始末です

>批評家って言うのは基本的に 他人のふんどしで相撲を取ってるって言うか 他人の釜の飯を食ってるって言うか そういうもんでしょ?偉そうな口たたく存在じゃないと思うんですけど

プチ(←切れた音)

というわけで、サイトレビューは二度としません。サイトレビューのマイナス面はMHKさんの12月2日の日記に詳しく書かれています。ただ一つ言える事は、レビューを始めてから、あれだけ嫌いだった愛・蔵太さんが尊敬の対象になりました。「あんなん単なる罵倒してるだけの糞じゃねえか」と思っている人は、実際にサイトレビューをしてみましょう。あまりの不毛さに素で泣けます

特別編

「ぐ……いいよ!!やってやる!!やっぱり一番の早道は大手サイトにリンクされること?」


「それもあるけどな。俺としては最初からそれを狙うのはオススメしない」


「何で?ほとんどのアクセスアップ論では『大手サイトにリンクされることが近道』って書いてあるじゃないか」


「言っておくがな。大手にリンクされることが必ずしも良いことだけじゃないことは知っておけ。大手にリンクされるということは、否応無く現実を見せ付けられるということでもある。例えば100Hit/日のサイトが大手にリンクされて一気に5000Hitアップしたとするよな。だけど、当然それがずっと続くわけじゃなく、波が引くとアクセスは激減する。そして、例えば200Hit/日になったとうするだろう?閲覧者には、『100人に面白いと思ってもらえた』と見えるが、管理人にとっては『4900人につまらないと言われたも同然』なんだよ。これに耐えられるかは管理人の根性しだいだが、はっきり言ってかなりキツイぞ。「自分のサイトに人が来ないのは、宣伝をしていないからだ」との自分に対する言い訳が出来なくなるんだからな」


「カスは大手の力を借りてもカスなんだよ。それを踏まえて最初にすべきことは、サイトの内容の充実をすることだ。最近はやりのアクセスアップ論はそれを忘れすぎてる」

我輩のお遊び

荒廃の歌・特別編》 ニュースサイトの作り方2


「まずは、サイトの構成からだね。僕はテキストサイトを作りたいから、出来るだけ軽くシンプルな構成にして…」


「ちょっと待て。ここはニュースサイトにしておけ」


「へ?何で??僕は、テキストを書きたいんだけど」


「ニュースサイトでもテキストはかける。Hit数を稼ぐのに重要な要素として、『安定して面白い話題を提供する。毎日更新が望ましい』。『色々なサイトにリンクされる』のなどがある。これらの要素はテキストサイトよりもニュースサイトのほうが満たしやすいのだよ」


「僕は、テキストの溜め込みもあるし、内容にも自信があるよ。だからテキストサイトでいいじゃない」


「そこが甘いんだよ。ほとんどの大手日記サイトは、最初こそ質の高いテキストと素早い更新頻度で一気に注目を集めていたが、数ヶ月もすると、クオリティも更新量も目に見えて衰えてくるだろうが。ほとんどの大手テキストサイトってのは「笑い」を中心として人気を集めている。だが、「笑い」というのはあまりにも感性に依然する部分が大きい(だから、才能が重要なんだ)ために、あっという間に才能が消費尽くされちまう。漫画界には『ギャグ漫画家は2年で潰れる』という格言があるのもそのためだ。月刊や週間で書いてるプロが2年足らずで才能が枯渇してしまうのならば、毎日のように更新を繰り返す素人があっという間に才能がなくなるのは自明の理だろう?」


「う……それは一理あるけど、別に「笑い」に特化しなくても、真面目なテキストを書けばいいじゃないか」


「残念だが、ReadMeを見れば分かるとおり真面目系のテキストは上位にはかなり喰いこみにくいのが現実だ。良質なところでも下部が低位置になっているのはかなり残念だがな」


「じゃあ、ニュースサイトだとどう違うの?」


「ニュースサイトは、ネタが無くてもニュースの紹介とそれに対するツッコミで無理矢理更新することが可能だ。テキストは、書けない時は本当にかけないからな。安定して更新することが出来るのが魅力だ。もう一つ重要な事として、文中リンクで他サイトと絡みやすいという事が上げられる。テキストサイトはオフ会でもしないと他サイトにはあまり絡まないことが多いからな。それに、ニュースサイトは、大手でもリンクされやすいというのがある。テキストサイトは、ほとんどの場合厳選されたものばかりで、新規サイトにリンクしてくれることはまず無い。更新しやすく、当たりやすい(大手からの文中リンク)。これがニュースサイトの魅力だ。文才に依存する部分が少ないというのもあるな」


「むう………納得」


「ただ、更新が面倒という欠点もあるがな。毎日色々なニュースサイトを巡るのはかなりの労力がいる」

我輩のお遊び