テキストサイトサミットに参加したサイトの開設年月日調査

 昨年行われたイベントは紅白日記合戦の他にテキストサイトサミットというものがあった。

ありとあらゆる人気日記サイトを一堂に会し、二日限りのお祭り騒ぎを繰り広げるText site summit。
テキストサイトをもっと盛り上げたい」
テキストサイト終わったなって言ってあきらめるんじゃなくて、まだ探せばいくらでもあると思う」
テキストサイト的な面白さを持ったブログなら星の数ほどあると思うんだ 」という意見を発展させたものです。
古き良きテキストサイト時代の復興を目指しブログサイトも含めた、より広いジャンルでのパフォーマンスを重視した催しにしたいと思っています。
ただひたすら誰かの日記を読み、ただひたすら日記を楽しむ。
「 この人の日記は初めて読むけど、なんだかおもしろいぞ! 」 なんて事もきっとあるはず!

http://keita.boy.jp/summit/about.htm

こちらも参加サイトの開設日を調べてみました。

1999.02.03:一流ホームページ
2000.02.15:エキスパートモード

2000.06.19:enjoy happiness and sorrow
2005.12.01?:クラッシュログ(naked)
2007.09.01:シンメトリー
2008.08.14:水曜日
2007.10.20:想像妊娠3ヶ月
2004.08.03:そう、妄想も嘘。
2005.03.01:夏型アムステルダム
2002.01.29:ぽぽす
2000年吉田が巨大な物を作ってますよ
1999.01.21:ろじっくぱらだいす
2008.06?マルチアングルボーイ
 
 
■開設日不明
アイスノン(現在のブログは2005.08.16スタートだが、前身ブログがあるような?)
ウッドブック(2003年12月以前。旧URLhttp://www1.odn.ne.jp/uddo/

紅白日記合戦に参加したサイトの開設年月日調査

 昨年末なのだが、紅白日記合戦というテキストサイト界のイベントがあった。これは古参テキストサイトを赤組、新参テキストサイトを白組とし競い合うというもの。新参テキストサイトの場合は文章の内容的にはテキストサイトあるいは日記系となるが、時代の流れってやつで「コメントとトラックバック」を備えている(ようはブログサービスを使っている)サイトが多いというのは言うまでもないだろう。
 
 テキストサイトというと過去のものという認識が多いが、次世代も育ってますよってことで開設日を調べてみました。
 
2001.03.15:オレイズム
2007.02.01:あん
2000.02.09?:人間道場
1997.11.27:俺とパンダ2
2005.03.01:夏型アムステルダム
2001.03.11:ミッシェルガンさしすせそ(@さだまさし→d.j.ペリカンマッチ→)
2004?:ショートニング
1999.02.03:一流ホームページ
2005.08.29:殻を破り捨て日記
2007.04.07:セイジの微妙な家族王!!
2001.09.09:プラッチック
2005.02:ベンツ
2003.05.26:ペパーミント
2000.10.01:桃色核実験
2006.11.15?:タンバリン
2006.04.06?:ニューハーフあんどう蒼の「超・乙女改革」
2001.06.30:僕の見た秩序。
1999.01.21:ろじっくぱらだいす
2005.08.15:ねじを巻け、そして服を脱げ。
2006.03.02?:偉人ブログ
2001年?:クリトレシート
2001.09.06:カフェオレ・ライター
2005.12.01?:クラッシュログ(naked)
2001.03.13:断崖絶壁!
2001.10.22:Numeri
2003.12.29?:不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘
 
 
■開設日不明
うさ男とねこ男
アイスノン(現在のブログは2005.08.16スタートだが、前身ブログがあるような?)
肉欲企画。(現在のブログは2005.02.15スタートだが、前身ブログがある)

2003年以降に開設したテキストサイトの開設日と生死調査

 『テキストサイトウォッチ』に「[テキストサイト一覧]」というものがあった。サイト1つ1つに開設が書かれており、参考資料としていい感じ。で、聞いた事のないサイト名が多かったことから開設日を調べてみると載っているサイトの多くが2003年〜2005年の間に開設されたサイトであった。
 
 載っていたサイトのうち2003年以降開設の数:56
  →そのうち「更新停止・休止(最終更新日が2008年以前のもの)」あるいは「閉鎖」:36
 
 というわけで開設から約5年がたって6割のサイトが死んだということになる。もっとも『えこのみっくぱらだいす』のように2年以上更新してなかったのに、急に復活して、何事もなかったかのように更新を続けるサイトもあるのだから、何をもって「サイトの死」とするのかは難しいところ。
  
 以下が開設日調査の結果。
 
■2003年
2003.02.04:シオサイクロン【更新停止】
2003.02.15?:no banner
2003.02.27:And Juliet【更新停止】
2003.05.01?:煙撒庵黄印居士(黄印居士→)【更新停止】
2003.06.18?:逆子日記
2003.08:センセイアノネ(前身サイトは2002年6月から?)【閉鎖】
 
■2004年
2004.01.05?:空中キャンプ 
2004.01.11?:LOT105【更新停止】
2004.02.14:くぼみ虫(→久保マムシ
2004.04.07:80点
2004.04.07?:いいんじゃない?
2004.04.21:右子中学一年生【閉鎖】
2004.05.16:写真でルルルル【更新停止】
2004.05.25:しびれくらげ
2004.06.02:TA3MEMO(君は正解の無い世界で涙を拭く→)
2004.06.06:ねこる(クロネコ→)【閉鎖】
2004.06.06:ぱぐぁ【閉鎖】
2004.06.14:News cafe
2004.06.17:オカエボ サドン(IKI-ATARI-BATTARIC→)
2004.07.21:LOVEDA【閉鎖】
2004.08.05:エリゴノミ
2004.08.25:星むるみ(むるみ→)
2004.09.02:ブロイラー養鶏舎
2004.09.10:天空飛行船【更新停止】
2004.09.13:桃色浮世草子【更新停止】
2004.11.09:■ 歹ヒ レニ ナニ レヽ ■
2004.11.22:軟閃素(なんせんす)【更新停止】
2004.12?空箱【更新停止】
2004?:ショートニング
2004:アタマワルイ
 
■2005年
2005.01.07?:ヌルグラヴ【更新停止】
2005.01?スライムとリップ【更新停止】
2005.03.03:サトウイヌ【閉鎖】
2005.03.09?:さよならジャック【閉鎖】
2005.03.18:谷間の百合【更新停止】
2005.03.23:永遠の空想劇【閉鎖】
2005.04.01?オーシャンハイウェイパトロール
2005.04.01:ヰカサマ・ラヴ【更新停止】
2005.04.14:ファブリース
2005.06.18:遠くで聞こえた銃声【更新停止】
2005:PostMo(テキモン→)【更新停止】
 
■開設時期不明
宇宙ひもがほしい【閉鎖】
窒素【閉鎖】
オズワールド
僕と小鉄【閉鎖】
開閉式インダス文明【更新停止?】
ムギメシヒッピー【閉鎖】
鴨部屋【閉鎖】
とりあえずやってみた【更新停止】
アラート【閉鎖】
Here comes the moon【閉鎖】
のこり500ml【閉鎖】
さんたるちーや【閉鎖】
ちょっとそこまで。【更新停止】
HURRY UP!!【閉鎖】
うさぎブレイバー
 
■開設時期が2002年以前
1998.12.17?:オールアバウトニゴ【更新停止】
1999.04.04:テーマパーク4096
2001.08.01:やだなぁ
2001.08.16:マクベスの魔女(戦意→)【閉鎖】
2001.09:怪獣_学生【更新停止】
2001.10.30:アイデアル・スタンプ・モンタージュ
2002.01:くろめも(chronological memory→くろめも→)
2002.07.03:野球少年【閉鎖】
2002.11.23:キレイらんきんぐ【閉鎖】
2002.12.01:froth〜コーラの泡〜

ライト日記系とコジャレ系

 ライト日記系サイトのリンクページを見てみた。
 
リンク
分類リンク
日記がたくさん
愛には愛を!
華がある
 
 ライト日記系はコジャレ系のデザインを継承しているわけでデザインは似ているわけです。コジャレ系のもう一つの要素として「オタク」がありますがライト日記系にもオタク要素を持っているサイトがある。じゃあ、ライト日記系とコジャレ系は何が違うんだと言う話になる。で、その違いというのが上記リンクページでわかる。どういうことかというと、上記リンクページにコジャレ系の『クリアラバーソウル』や『HEXAGON』の名がでてこない。かろうじて『outdex』の名が5で出てくるだけ。
 
 つまりライト日記系とコジャレ系はシステムに共通点があるが、「派閥・コミュニティが違う」
  
 コジャレ系をおさらいすると、
「コジャレ系サイト」というのは「洒落たデザイン+オタク要素」なサイトのことなのですが、そのうち「コジャレ系のサイトとリンクしているサイトがコジャレ系」というネットワーク説に移行していく。例えば『ウガニク』のような洒落たデザインではないサイトも「コジャレ系」と呼ばれるようになっていきました。
 
 で、このネットワーク説で考えるとライト日記系はコジャレ系と呼ばないわけです。ライト日記系はコジャレ系にリンクしていないわけですから。
 
 
 イマイチわかりづらい文かと思いますが、考えたことを忘れないようにとりあえずチラ裏メモを寝る前に書いておいたってことで。自分用メモです。まあこのブログは全ての文が自分用メモなのですが。
 

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ライト感覚日記系について

 「ライト感覚日記系」(あるいはライト日記系)とは系譜としてはコジャレ系の後継となる。2000年〜2001年の侍魂以前までが全盛期だった派閥。「ライト感覚日記系」という単語の提唱者は『偽黒武堂の三国志探訪』のニセクロ氏である。ここで言う「ライト」とは「軽さ・明るさ・分かりやすさ」のことらしいが、もう一度ニセクロ氏の文を読んでみよう。

ライト感覚日記系は此処での仮称である。該当サイトとしてドリフトウッド、マフィア、九十九式、旧ナフ、桃色核実験ら(及び彼らのリンク集に折り込まれている多数の類似サイト)がこれにあたる。彼らにコジャレ系や自称痛い系、フォント弄り系に相当する呼称は無い。正確に言うなら『日記系』こそ彼らの呼称だった。(WEBSITEテキストサイトと拘りながら「もう日記系でいいです」とした流れを象ったのが彼らである。)彼らは2000年秋から、先行者フラグが立った侍魂によってテキストサイト界の潮流が大きく変わり、それが明かになる2001年夏までのテキストサイト(この場合はリードミー文化圏を中心軸とする)界隈のメインストリームであった。

彼らの流れは元々2000年春までメインストリームであり、その後急速にその名称が色褪せ、終息したコジャレ系と呼ばれるサイト群のデザイン要素(デザインやセンスや色づかいなど)を継承したものである。

元々のテキスト系(リードミー文化圏)のサイトがアクセス数を上げるため/落とさないために更新頻度を上げてゆくうちに日記がコンテンツに加わり、更にそれがメインコンテンツとなると言う形を取ったのに対し、始めから日記をメインコンテンツとし、その中の良いものを別枠でテキストとして切り分けると言う意識の持ち方をしている点で先発組(つまり『日記系』と言う呼称が出来る前にあった諸テキストサイト群)と区別出来る。(これが彼らを『日記系』と呼ぶ理由。)(この意識の違いはそれまでのテキストサイトの歴史があってこそと言う点で流れとしては継承されている。)

彼らの特徴は軽いブレイクタイムに一読出来る軽い分量・軽い内容の日記テキストとネットを通じた(オフでの)コミュニケーション指向である。驚くべきことに(とは言うものの実は驚くべきことでもなんでもないのだが)この特徴は侍魂に影響を受けて産まれた多数のフォント弄り系、自称痛い系のサイト群と同じ性向であると言うことだ。単に彼らはサイトに対する嗜好がデザイン嗜好かフォント弄り嗜好かと言う違いだけで基本的には同一のグループ/流れに属している。(即ち日記系、と言うわけだ。)

原文
 
非常にわかりづらい書き方ですので、私の方でわかりやすく書いてみます。おそらくはこういうことを言いたかったのだろうと。
■コジャレ系というのは「デザイン」と「オタク文化」の2つの要素があるわけだが、「デザイン」のほうを継承したサイトが「ライト感覚日記系」である。
■「ライト感覚日記系」は「コジャレ系」の衰退後から侍魂が出てくる前までの間、リードミー文化圏(広義のテキストサイト)の主流であった。
■コジャレ系やゲーム系テキストなどの原始テキストサイトは元々はオタク文化やゲーム考察がメインコンテンツであり、サブコンテンツとして日記があった。やがて、サイトのアクセス数を稼ぐために日記がメインコンテンツになっていった。それに対しライト感覚日記系はサイトの開設当初から日記をメインコンテンツにしている。
■ライト感覚日記系と(侍魂以後の)フォント弄り系、痛い系は本質的には同じものだ。歴史的な流れも同じラインに乗っている。
 
と、こんなところでしょうか。実は「ライト感覚日記系(ライト日記系)」という単語はあまり一般的ではない(ニセクロ氏以外で使ってる人が少ない)ので、まとめページで「ライト感覚日記系」という単語を採用するかどうかは微妙ですが、「コジャレ系の「デザイン」を継承したサイトがあった」ということは触れておいたほうがいいのかなと思ってます。